2022/05/09~
前回の粗筋:TriLockが届いたので急ぎ装着し、雨予報の中試運転に江戸川サイクリングロードへ。
思った通り、割りと適当だった締め込みトルクでもペダルを踏みこんだ際にリアヒンジからの異音は発生しない。
ボトムチューブへのダメージはもっともっと長い時間走らないと判断が難しいだろうけど、チューブ表面に接触しているのがプラのような厚手のワッシャーなので大丈夫だろうとは思う。
STRiDAを購入してからデフォルトのままリアヒンジの食い込み対策をしていない方はすぐにでもTriLockに交換することをお勧めしたい。
本体フレームへの不可逆なダメージは少しでも防いでおいた方が長く安全にSTRiDAを楽しめることに繋がるからだ。
追い風だったことも相まって予定より遠くまで試運転してしまった。
一旦写真を撮ってから降られる前に帰宅したい。
ん?
イモネジが飛び出してしまっている。
小さいイモネジのうち2本が振動で緩んでしまったのかと思いきやなんと、うち1本が脱落してしまっていた。
これはやってしまったなぁ。
帰路は目を皿のようにして脱落したイモネジを探しながら低速運転。
もちろんあんな小さい部品が見つかる訳もなく…あぁロックタイト塗っておくんだった。
途中、また緩んでやしないかと確認するも予想通りの緩みっぷり。
中央のイモネジ大は前回までのロックタイトの残りカスのお陰で緩むことはなかったが、小さいほうのイモネジx3はネジ止め剤が必須なんじゃないかと思った。
また、肝心の22mmヒンジのほうは決して緩んでいなかった。
これは多分TriLock付属のスプリングワッシャーが仕事をしてくれているからだと思う。
しかし、純正のスプリングワッシャーリアヒンジセットのようにボトムチューブに接触していないため、これを傷付けることはない。
そういう設計の元開発された新しいリアヒンジだ。
雨には降られなかったが、江戸川サイクリングロードにデブリを残してしまった後味の悪さをお土産に、TriLockの試運転は自らの至らなさで幕を閉じた。
2022/05/10
いつもの通りAmazonで部品を調達する。
今回脱落してしまったイモネジの代替品だ。
どうしてもサビが気に掛かるのでチタンを選択した。
ステンレスよりも柔らかいので滑ないよう注意しながら、ロックタイトを塗りつつ2mmの六角レンチにトルクを掛けた。
再び試運転に出かける。
今度は行きも帰りもイモネジは緩むことなく仕事を全うしてくれていた。
大事だね、ネジ止め剤。
───── 以下2022/11/13追記分 ─────
因みに使用したネジ止め剤はこちら。
強度毎に色別で4種類存在しているシリーズ一番の低強度。
STRiDAのボルトにもいくつか最初から塗布されているものが青。
自分は全くの素人なので、本来ネジ止め剤を使用してはいけない場所にも塗布してしまう可能性を考慮して紫を愛用している。それでも今回のような2mmのアーレンキーを使用する細いボルトには紫ですらアウトの場合もあるのでリカバリー方法を前以て学んでおきたい。
以下は高強度の赤を使用した際のリカバリー方法を紹介している。
高温で硬化したネジ止め剤を脆くするという解なのだが、自転車の場合他の樹脂パーツにも影響が出てしまいそうで怖い。今のところこのような手段を取る必要に駆られてはいないので試したことはないが、半田ごてをボルトに長時間当ててピンポイントで加熱する代替手段もある。もちろんこちらの方法も試したことは今のところないので今後試す機会が出てくれば記事にするかもしれない。
───── 以上追記分終わり。 ─────
それとStrida Canada Westのほうでこんなものを発見した。
説明を読んでみると、やはりこれも純正のリアヒンジがボトムチューブを傷付けるために用意された代替品であることがわかる。
残念ながらこちらを試すことまではしないが、入手できた方がいたら是非感想を聞かせていただきたい。
あとできれば来年からのSTRiDAはリアヒンジの対策がされたモデルを販売していただきたいなぁと思う。
ここまであちらこちらで対策品が出回っているということは、現在の純正リアヒンジが欠陥を抱えていることが明白なのだから。
あ、でもすでに対策されたモデルが販売されているのなら上記は見なかったことにしてください……。
実はまだ続く。
正しいTriLockの装着ノウハウは上記リンクを参考に!