ナイトライドを経て思ったこと 台東区 墨田区 葛飾区

 

普段の生活スタイルからナイトライドは滅多にできないが、好条件が重なったので「上野恩賜公園」まで夜のサイクリングを敢行した。

 

 

 

 

 

この頃はまだ日中のサイクリングには直射日光が厳しい季節となっていて、日が沈んでからのほうが気温も丁度良く下がり、運動をするなら夜のほうが快適な状態だ。

 

 

 

しかし夜は暗い。

前照灯の点灯が絶えないよう電源容量の大きいライトを搭載し、後部の赤色灯は点滅させながら車道を走った。自分が乗るSTRiDAは車体がほぼ真っ黒である以上、なるべく存在をアピールしなければ夜の闇に紛れてしまい追突されてしまう危険があるからだ。

 

 

 

夜でも都市部は非常に明るいが、それ故に強い光に紛れて対向車から見えなくなってしまう現象がある。

自分からは見えているから大丈夫だと高を括っていると、そういった光と闇のマジックによる事故に遭うかもしれない。

 

この日の夜に遭遇した自転車に乗る人々は、これまで日中に遭遇してきた多くの自転車乗り達よりも「スマホのながら運転」をしている率が高かった。

ちゃんとしたデータを取った訳ではないので、ここで言う率というものはあくまでも個人の体感によるものだと思っていただいて問題ない。

 

そして断っておくと、別に自分はそういった方々を糾弾するつもりで記事を書いている訳ではないし、ここから書くことも世の中への不平不満を綴る文章ではない。

 

日中よりも夜間の方が危険運転をしている方が多いと思ったのなら、それに対応できるよう気を引き締めて運転をしようと思った。と、そういうことを言いたかった。

 

結局のところTwitterSNSでいくら交通安全を啓蒙したところで、事故の発生件数が下がることはあっても危険運転をする人がこの世から無くなることはない。

前方からスマホの画面で顔を照らしながらフラフラと走ってくる自転車が見えたとして、自分が出来る事はその瞬間に自分の身を自分で守ることだ。

事故が起こったとして過失割合がどうのこうのではなく、事故を回避することに意識を集中しようと思ったのだ。

 

何しろ我が身が可愛いもんで、ケガも病気も負いたくないし、面倒な事には巻き込まれたくはない。どこの馬の骨かもわからない他人に殺されたい訳でもない。

 

 

 

ナイトライドは楽しかった。

景色は綺麗だし、残暑厳しい9月末でも大して発汗せずに長時間自転車を漕いでいられる。交通量も少ないので、そういった部分で言えば側面を流れてゆく車両に対するストレスが少なく済む。

 

そして何より前述した暗い夜の街ならではの危険に身を晒しているという刺激が、無事に帰宅することが出来た今、心地良かったとも感じる。

だからと言って今後更なるスリルに身を投じようと思うようなことはないのだけれども。

 

 

 

u-84.hatenablog.com

今回のナイトライドに使用した前後ライトはこちらの記事を参考にどうぞ。