個人製作の軽量輪行袋を購入させていただいた。
まだこちらの輪行袋で輪行をしたことはないが、輪行時におこなう一通りの動作を試してみたので紹介と感想を以下へ。
また、担ぐための肩紐が別途必要だった(同じ通販ページで購入できる)ことの顛末も併記した。
まずSTRiDAの純正輪行袋は丈夫な造りで頼もしい。(画像左側STRiDAの印字がある方)
純正リアキャリアにマジックテープで固定できるし形もピッタリだ。
しかし扱い辛い。
STRiDAに被せるにもピッタリ過ぎて、本体が18インチにもなると袋がパツパツになるし、袋の収納は生地が硬くてゴワゴワだから元通りに仕舞うのに手間が掛かる。STRiDA本体の折り畳みよりも輪行袋を折り畳むほうが遥かに面倒臭い。
おまけに重量があるうえに収納サイズでもそこそこ嵩張る大きさになる。STRiDAのリアキャリアに積載すること以外あまり考えられていないちょっと残念な感じだ。
STRIDA専用 キャリングバッグ (for travel) ST-BB-005
そしてこちらが今回購入した@ab_pekoさんお手製輪行袋シリーズのSTRiDA専用(16~18インチ対応)軽量輪行袋だ。
@ab_pekoさんお手製18インチSTRiDA用軽量輪行袋x2が今朝届きました。薄くて軽くて柔らかい…割りと適当に畳んでも袋に入るのが有難いです。 pic.twitter.com/LKIilY5wYK
— u_84 (@u_84_Rider) 2022年12月3日
こちらの袋は筒状の長方形になっていて前後の口を紐で絞ることで封をする。
側面に小さいポケットと肩紐を出せる穴がひとつずつ設けられている程度のシンプルさで、縦長に折り畳むSTRiDAを収納する袋として理に適っている。
そして生地が薄くサラサラしているお陰かSTRiDAに被せるのも袋を畳んで収納するのも非常に楽で手間が掛からない。
袋自体のサイズもそれなりに余裕のある大きさで作られているため、ノーマルなSTRiDAだけではなく、ある程度カスタマイズされたSTRiDAでも余裕を持って覆うことができる。
生地が薄い分地面との擦れなどの耐久面で純正輪行袋に劣るかもしれないが、とにかく小さくて軽いのでポケットに入れておける。
これは出先の事故などで自走不可能な事態に陥った場合、その場に車体を放置することなく公共交通機関を利用して回収が可能になるアイテムとしての価値も出ることになる。
それのために500g超の純正輪行袋を常備するのはあまり得策とは言えないのでお守り代わりとして持ち歩けるこちらは非常に優秀だ。
しかしこちらの軽量輪行袋は担ぐために必要な肩紐が付属していない。
袋だけだと両手で抱えて移動する必要が出てくる。
通常は袋の注文と同時に肩紐もカートに入れるのだが忘れてしまっていた。
そのうえ個人製作販売の為か販売期間が限定的で、次回の注文受付が始まらないと手に入らない。
よってこちらの軽量肩紐についての使用感がどうなっているのかは残念ながら今は紹介できない。
自作と見栄をはりましたが…
— 芳G (@hina_yoshi_883) 2022年12月15日
PPテープの両端に輪を作るようにバックルアジャスターを通すだけです😅
フレームに当たるので、気になる場合は何かで保護したほうが良いかもです。
あと、ショルダーパッドがあると肩に優しくなりますね😊 pic.twitter.com/gnYqv0G34T
そこで@hina_yoshi_883さんから自作肩紐をご紹介していただけたので続けて紹介したい。
こちらが見様見真似で作った肩紐。
特に難しい採寸や加工などは一切必要なく、STRiDAに丁度いい長さの肩紐ができる。
こちらがメインの紐部分。
他店100円ショップにも似たようなPPテープは存在するが、STRiDAの肩紐として必要な長さは2m程度はないとちょっと短い。1.5mなどで代用しようとして無駄に終わったので、こちらの2mPPテープを購入することを勧める。
PPテープをSTRiDAへ簡易に括り付けるために必要なバックル1組とアジャスターが1つ入っているYKK社製の商品。上記の肩紐制作には2つ必要になる。
こちらも前述した他店に同じような商品は陳列されているが、どうも品質が良くなかった。組み合わせたところガタが大きいし、バックルはスムーズに噛み合わないので通常11kgを超えるSTRiDAの重量を支える部品として難がある。やはりダイソーで販売されているこちらの購入を勧めておく。
ただ、このバックルを使用すれば壊れる心配はないという意味ではないのであまり過信しないようお願いしたい。こちらでも耐荷重試験をしたという訳でもないので保証はできない。
以上の2種3つの部品を組み合わせて税込み330円という格安肩紐が完成する。
実際にこちらを使ってSTRiDAを肩掛けしてみたところ、少々肩に喰い込んで痛かった。ご本人も仰っているが、使い心地を重視して滑りにくいショルダーパッドなどを兼用すると良さそうだ。
もちろんこのままでも問題は無く、輪行袋+肩紐以上に荷物を増やしたくない方はこの2点だけでスムーズな輪行は可能だと思われる。
実を言うと輪行自体はあまりおこなう機会のない生活を送っているので、これらグッズの出番はそうそうない。
今後「〇〇にSTRiDAを持って行きたいな。」という願望を達成できる機会が有れば、実際の輪行に使ってみた感想を改めて記事にしておきたい。