2023/02/18
今回は千葉県北部にある手賀沼へ赴いた。
ここにあるサイクリングロード(以下CR)は全長10km未満という肩肘張らないサイズ感が丁度良く、河川敷の土手を走るCRとはまたちょっと違った雰囲気の景観が楽しめる場所だ。
一度通っただけではあるが、周辺の施設など目についたものを以下へ紹介していく。
■目次
目的地までナビを頼りに自走
この日は天候、気候にも恵まれ絶好のサイクリング日和ということもあり、当初予定していた柏駅まで輪行する行程を破り捨て、いつものように江戸川CRを経由する自走で手賀沼へ向かった。
大堀川リバーサイドパーク経由
もちろんBeeline Velo2のナビがあるので方向音痴の筆者でも迷うことなく目的地まで行くことが出来たのだが、途中”大堀川リバーサイドパーク”というCRよりも遊歩道に近い雰囲気の、車やバイクが侵入できない快適な道を知ることができた。
一部区間に舗装が剥がれかけた悪路もあるが、自動車が通ることのない道でのんびりと7km程の道程を進むことが出来るのは非常に有難い。
もう少しすると桜が開花して華やかな遊歩道となるようだ。
この大堀川の行き着く先が今回の目的地、手賀沼である。
北柏ふるさと公園到着
まずは手賀沼のどこを到着点とするか考え、北柏ふるさと公園を選んだ。
ここから手賀沼の北側外周を時計回りに走って一周したい。
外周を走行し始めてすぐ違和感に気付く。
これはCRではないのではないか?
それもそのはず、CRとして整備されているのは南側に面している部分だけで、柏駅方面からの開始の場合、本来は反時計回りに進み始めるのが定石だったようだ。
まぁ一周するならどう回ろうが些細な違いでしかないだろう。
気を取り直して手賀沼フィッシングセンターを第2目的地として選択する。
途中スワンボート等の遊覧船乗り場に遭遇する。
手賀沼ではこういったレンタルボート店はあちこちに点在しているようだ。
見た限りではとても穏やかな場所なので、ボートに揺られるのも一興といったところ。
多数の飲食店が犇くロードサイド
また、CRではないロードサイドということもあってか、数多くの飲食店が立ち並んでいるのでこちら側を走る場合は食事処には困らないだろう。
画像の店舗は喫茶たけやまという落ち着いた雰囲気のカフェ。
カッコイイ書体のクリーニング店の奥にステーキのブロンコビリー。
数十秒先には牛丼の松屋。
補給に便利なドラッグストアのウエルシア。
和食レストランの夢庵。
ラーメン店にどん亭と、奥にCOCO'Sまで。
この辺りから目立った飲食店の並びは終了となり、続くは田畑や住宅となってゆく。
水生植物園入り口?から手賀沼沿いへ
更にそこから5分ほど進むと道路右側に”水生植物園”という緑色の看板があるのでそこへ入ってゆく。この蔦でできたトンネルを抜けることで再び手賀沼沿いを走行できるようになる。
静寂な湖のような手賀沼を右手に眺めながら走りたいところだが、看板にある通り、場所によっては植え込みやガードすらなく沼地へ落ちてしまう吹き曝しの道もあるので気を付けよう。
手賀曙橋
第2目的地の手賀沼フィッシングセンターはこの左側にあるようだ。
つまりこの橋を渡り切ればようやく手賀沼CRの終点からの手賀沼折り返し地点となる。
手賀沼サイクリングロード侵入
どうやら歩車分離式のCRであることが伺える。
白線内側の自転車道自体はそれほど広くはないので追い抜く場合は前後の安全をよく確認してからにしたい。
ドライブレコーダーからの動画を抜粋:手賀大橋周辺
youtu.be綺麗な長椅子とテーブルや東屋などの休憩できる場所がとにかく多かった。
体力に自信のない方でもここなら気軽にサイクリングやウォーキングなどを楽しめるだろう。
動画内にも出てくる手賀大橋のアーチは必見。
事故多発ポイント:北千葉導水ビジターセンター前
しかし一点だけ、手賀沼CRの要注意ポイントとしてここを挙げておきたい。
ここは北千葉導水ビジターセンターという施設の前で、とにかく見通しの悪い連続急カーブが続く道となっている。
道幅も自転車がギリギリ2台横並びになれる程度しかない以上出来る限り速度を落としてから曲がるのが得策だ。
抜けたと思っても更に見通しの悪いカーブが続くので油断しないようにしたい。
そしてこの北千葉導水ビジターセンターでは専用ダムカードが配布されているので、ダムマニアの方は北千葉導水路のカードをこちらで入手しておこう。
施設自体も無料で見学が出来るそうなので、治水や浄水に興味があれば中を見て回るのも良いだろう。
手賀沼一周を終えて
CR側の綺麗に舗装された走り易い道もさることながら、このコンパクトな走行距離の中に多数の飲食店やレクリエーション施設が立ち並び、充実した時間を過ごせる場所であることは間違いない。
また、手賀沼周辺6ヶ所に手賀沼周遊レンタサイクルというサイクルステーションが設置されているので、輪行せずとも身一つで現地へ来るだけで気持ちのいいサイクリングを楽しむことが可能だ。
暖かくなってくるこれからの季節、寒さで縮こまった体を解しに手賀沼で遊んでみるのはいかがだろうか?
(画像はおおたかの森周辺の一画から)