グローブで手を守ろう

 

何やら意識の高そうなタイトルを付けてしまったが、今まで愛用していたサイクリンググローブがボロボロになったので新調した話と、それに絡めてこれまでのグローブ遍歴から愛用品へ至った理由を纏めた内容で、何ら推進活動をしようという意図は無いので安心して読んでみてほしい。

 

 

■目次

 

 

 

 

 

サイクリンググローブの買い替えをした話。

CHROME Cycling Gloves 2.0を購入。

■[クローム] Cycling Gloves/サイクリング グローブ 2.0

 

今まで愛用していたCHROMEのサイクリンググローブに穴が開き、新調するかと品を探していたら新型が出ていたので購入した。

 

 

 

以前購入していた旧型はもう2年と4ヶ月も経過していたようで、厳冬期はさすがに冬用のグローブを使用していたとは言え、夏でもフルフィンガー派の筆者は1年の内3/4をこのグローブに頼っていた訳で…

 

 

このようになってしまっていても何らおかしくはないのである。

 

むしろちょっとした補修程度でまだまだ充分に使っていける様相から、このグローブは耐久面でもなかなか優れているのではないか?とさえ思ってしまう。

 

 

 

旧型と新型2.0の違い

こうして並べて見ても手の甲側だけだと全く同じように見える。

いや、多分こちら側の造りは実際同じなんだろうとは思うが、

 

 

 

手の平側を見ればその違いは見ての通り小さな通気孔が全面にある旧型と、要所だけに連続した配置をしている新型とでかなりハッキリしているのがわかる。

 

それと使い古した物との比較では伝わりにくいが、全体的な縫製や手の平側面全体の生地、親指部分のパッドなどでクオリティアップが施されている気がする。

単に当たりのロットを引いただけという可能性もあるが。

 

旧型の縫製は正直あんまり良くは無かったので、新型で改善が見て取れるのは正直嬉しい部分である。

全ての布製品に言える事だがどんなに良いデザインでも縫製が雑だと一気に安っぽく見えてしまうので値段なりのクオリティは保っていてほしいものだと思う。

 

 

 

CHROME Cycling Glovesシリーズで気に入っている点

このグローブシリーズの良いところは手の甲面がメッシュ生地となっていて非常に通気性が良く、かつメッシュの目が細かいので手が日に焼け辛く、フルフィンガーグローブでも夏季の使用に充分な配慮がされているというその快適性だ。

 

 

 

また、夏用となると衝撃吸収用のパッドを防湿の為か減らされがちな傾向がある中、こちらはかなり大きいパッドが3ヵ所に渡って手の平を保護している。

筆者は小径の自転車を長時間に渡って乗る機会が多いので、どうしてもグローブには大き目のパッドが欲しくなってしまう。

 

 

 

それとサイクリンググローブによくある手首の甲側にマジックテープが付いていない点も良い。

マジックテープは他の衣類とくっ付けてしまうと生地を毛羽立たせてしまうものもあり、普段使いのみならず、洗濯時にも細心の注意を払う必要があるうえに、そもそもこの手首部分をマジックテープ止めする必要性がほぼ無い(筆者の使用用途では)ので、有るだけ邪魔でしかないのだ。

 

各社様々なサイクリンググローブを売り出している中、スポーツ用品然としたデザインでもなく、これら機能面でも気の利いたサイクリンググローブというものはそうそう無い。

この愛用しているグローブがCHROME社でシリーズ化され、新型2.0が販売されていることを知ったときは嬉しかった。

 

願わくば3.0、4.0とこの方向性で改良を重ねて長寿化していっていただきたい製品だ。

 

 

 

CHROME Cycling Glovesの価格帯について

ここまでベタ褒めしてきたこちらの製品、さぞかしお高い品なのではないか?とお思いの方もいらっしゃるのではと思うが別にそんなことは無い。

しかもこちら新型2.0はなんと割引やクーポンの併用により3,600円程で手に入れる事ができた。

 

上記画像のクーポンはすぐに無くなってしまうかも知れないが、元値が4,700円だとしてもかなりコストパフォーマンスに優れているサイクリンググローブだと思うので、サイクリンググローブの機能面で似たような特徴をお求めの方は是非こちらを試してみてほしい。

 

 

 

CHROME Cycling GlovesのBADな部分

フルフィンガーグローブ着用時最大のデメリット、それはタッチ画面操作のしにくさである。

 

乗車中スマホの操作をするわけではないが、停車してのタッチ操作にいちいち反応が悪くなるグローブを脱いで、脱いだグローブを脇に挟んで、操作が終わればグローブを着用して、と…こんな面倒な動作を毎回やりたくない。

そして近頃はスマホのみならずサイコンですらタッチ操作のものが増えてきていると聞く。

 

今やパーソナルコンピューターの名はスマートフォンに取って代わられた世の中、グローブ着用中でも問題無くタッチ操作ぐらいは可能であってほしいものであるが、残念なことにCHROME Cycling Glovesはタッチ操作の反応が微妙になる。

指先にタッチ用の導電性生地を凝ったデザインにして貼り付けているせいか、操作にはちょっとしたコツが必要になる。

 

全くの無反応になる訳ではないが、万全の操作性とは言い辛い感じになってしまうので、今後改良してゆくのならここら辺を上手い事解決していただければ良いなと思う。

 

 

 

 

 

これまでのサイクリンググローブ遍歴とフルフィンガーグローブを愛用する理由について

サイクリンググローブ遍歴

こちらはハーフフィンガータイプの中ではなかなか悪くない一品。

もうちょっとクッションが大きければ嬉しいぐらいで、デザインもシンプルなほうだがやはりロゴが目立つと良くも悪くもスポーツ用品感が出てしまう。

 

こちらは妻用に購入した小さめサイズのハーフフィンガーグローブ。

妻も後述するハーフフィンガー脱ぎ辛い問題で着用しなくなってしまった。

今はモンベル製の薄手フルフィンガーグローブを愛用している。

 

 

 

最初は夏用にとこれらハーフフィンガータイプを購入し、しばらく使用していたが…とにかく脱ぐのに手間が掛かってしまうのが嫌になってしまった。

 

まずフルフィンガーグローブを脱ぐ場合は指先を引っ張ることでスポンと脱ぐことができるが、ハーフフィンガータイプはその指先が無いので非常に脱ぎにくいのである。

 

 

 

ハーフフィンガーのここが嫌だ

一応指で引っ掛けて脱がせる部分が用意されているのだが、とても脱ぎ辛い。

 

ちょっと考えてみてほしいのだがそも夏用で着用時に汗ばんでいる手から脱がすという時点で脱ぎ辛いのだから、そこへハーフフィンガー特有の掴みどころのない構造が合わさってもう脱ぎ辛いのなんの。

オマケに指だけ日焼けしてしまうもんだから少々恥ずかしい。

 

ぶっちゃけた話指先だけ露出させていても夏に体感する暑さにそれほどの差は発生しないし、むしろ日に焼けるダメージや、転倒時の怪我を考えたら手を保護する役割を担うグローブとして役不足なのではないか?と疑問が浮かんでしまう。

 

前述したタッチ画面操作時の着脱問題は一切発生しない点においては非常に優れているが、これらのデメリットを踏まえて、筆者は夏でもフルフィンガーグローブ着用派となった。

 

しかし走行中繊細なブレーキ操作を求めるレーサー志向?な方などはハーフフィンガータイプに対してまた違った考え方があるのかも知れないので、きっと筆者の知らないハーフフィンガーグローブのメリットと需要が有るんだとも思う。

 

 

 

 

 

ここまでのまとめと補足



まとめ

CHROME Cycling Gloves 2.0機能性もコスパもイイヨ。

・筆者の求めるサイクリング目的にハーフフィンガーグローブは合わなかった…

・夏でも通気性の良いフルフィンガーグローブがオススメ。

 

 

 

補足として厳冬期はRaphaブルベリフレクティブグローブを使用している。

非常に高価だが、セール時期を狙って購入すれば造りの良さに見合った価格ぐらいには落ち着くのでこちらもオススメだ。