2023年に使用したオススメ冬季インナー

10℃~0℃ぐらいの寒さの中でサイクリングをする場合に着用するインナーを紹介したい。

自分ではまだまだこの分野に関して経験も勉強も足りていないのを覚悟の上で、実際に使用して良かった品を纏めてみた。

 

この記事はいわゆるサイクリングジャージを着用せず、普段着然とした恰好で自転車に乗る方への情報となっている。

 

 

■目次

 

 

 

 

 

パールイズミ ドライアンダーシャツ

 

まず最初にオススメしておきたいのはこちらのシャツ。

パールイズミさんはサイクルウェアメーカーとして有名どころなので自分がわざわざ記事を書く必要もないとは思うが、とにかくこのシャツは汗を速効で吸って速効で揮発してくれる。

 

人は運動をすると、例え外がどんなに寒かろうが発熱し、やがて発汗する。

通常布というものは水分を吸ってしまうと長時間保水し、冷えの原因となる。

汗を吸って濡れたままの衣服を着ていると更なる吸汗は望めないし、部分的な体温低下で不調をきたすので、こういったすぐに汗を吸ってすぐに蒸散させるインナーは快適性の向上だけではなく、体調を崩さないためにも大事なのだ。

 

特に冬は商業施設内の暖房が効き過ぎている場合など、買い物中に汗をかいてしまう経験が多くの方にあるのではないだろうか?

寒い日に暖かいものを食べに外食し、店内で汗をかいてしまったとしても、これ一枚着ているだけで腋が汗でびっしょりといった不快感からは解放される。

サイクリングのみならず、外出の際は吸汗速乾性能を備えているインナーを着たほうがQOLは上昇するのだ。

 

 

 

おまけに暖かい。

着用した瞬間ほんのりと温かくなるのを感じる程度にはこの薄い生地が保温してくれる。夏以外はインナーシャツ全部これでいいぐらい人体の発汗と保温について任せられる。

 

 

 

あえて改善要望を挙げるとしたら、着用中にシームが当たり過ぎているのか、腕の部分に跡が残る程度には異物感が少々あるのと、丸首ネックだけではなくV字ネックバージョンも販売してほしい事ぐらい。

 

今のところ2着所持しているが、そこら辺改善していただけたらもう2着購入したい。

 

 

 

※もしかすると自室でゆっくりしているような場合では肌の保湿面で適していない可能性があります。そういった場合のインナーはユニクロ等で揃えましょう。筆者もそうやって使い分けをしています。

 

※こちらではアトピー性皮膚炎の方の場合にもオススメできるのかどうかわかりません。専門の知識がある方に相談されるのを推奨します。

 

 

 

 

 

■mont-bell サイクルウエストウォーマー

 

Amazonで購入したような気がしたが、Amazonでは正規ルート?の販売を確認できなかった。mont-bellさんの直販サイトから購入しよう。

 

 

 

サイクリングを趣味とする以前から腹巻自体は常時着用していたが、それまでに使用していた腹巻はスポーツ用ではなく、汗を吸ってぐっしょりしてしまうタイプだった。

しかしこのサイクルウエストウォーマーは、前面防風素材、背面吸汗速乾素材というまさにサイクリングに最適化された特殊仕様となっている。

 

この腹巻が優れているところは非常に薄い造りになっているのと、温める方向性ではなく、冷やさない方向性に舵を切っているところだと思う。

汗をかくことなく自転車を漕いでいても、前面から冷たい空気を受け続ければ腹は冷えてしまうので、そもそもの空気の流入を防ぐという考えなのだろうと思われる。

 

いまいちな点は上下のゴムの伸縮性が悪く、うっかり腹巻を履く前にズボンを履いてしまった場合にズボンの上から履き辛いぐらいか。

もうちょっとここのゴムは伸縮してもいいんじゃないか?と思わなくもないが、そういった素材や造りにしてしまうと、今度は経年でダルダルに伸びてしまう等の劣化が早まってしまうのかも知れない。

 

 

 

 

 

■Actcure レッグウォーマー

 

こちらはインナーパンツから靴下の間の脚部を保護するレッグウォーマーとなる。

 

 

 

薄い生地にも係わらず裏起毛で暖かく、太腿のゴム裏部分にシリコンの滑り止めが付いているのでずり下がったりはしない造りになっている。

また、前述のオススメインナー2点よりも価格帯が低いので手に取り易い。

 

 

 

が、どうやら最近新型になったようで、そこら辺が仕様変更されている。

筆者が使用しているのは上記画像の左側旧仕様のものとなり、新型の仕様がどのような具合になっているのかは残念ながらわからない。

 

滑り止めのシリコンゴムでかぶれてしまう方などは新仕様のほうが良いだろうとは思うが、いかんせんこの記事は実際に使用して感想を述べるという前提の下になるので旧仕様のレビューとなってしまう事を最初に断っておきたい。

 

 

 

以前使っていたレッグウォーマーは丁度ふくらはぎの部分を温める屋内用を長めの靴下と合わせて使用していたが、やはり屋内用は生地の分厚さや、運動によるズレが発生してしまうのでサイクリングには不向きだった。

 

 

今回オススメするActcureレッグウォーマーはこんな具合で脚部全体を覆える長さとなっている。

太い血管のある太腿や、第2の心臓とも呼ばれるふくらはぎを纏めて防寒できるのは心強い。

 

 

 

他にもこういった股引型のウォーマーも試したが、如何せん股間周りまで裏起毛となっていて蒸れてしまうのが個人的にいまいちだった。

男性のみならず、女性でもこの辺りはあまり蒸れてしまってもよろしくないだろう。

運動をするのであれば前述の脚部のみを覆うタイプが最適解かと今のところそう思っているが、股間部分の蒸れ対策がされている専用品ならば問題はないかと思う。

今回の記事はあえて普段着でサイクリングをする場合のインナー紹介なので、そうなればやはりインナーパンツ部を避けるレッグウォーマーを用意したい。

 

 

 

■パールイズミ パッド付メッシュインナーパンツ

そうすればこういったパッド付インナーパンツを別途使い分け易い。

 

 

 

長距離や長時間のサイクリングをする場合のみでの使用を想定して購入し、パッドなしの普段用パンツと使い分けている。

パッド付ならお尻が痛くならないという訳ではないが、やはり有るのと無いのとでは違いがあるので、今はパッド付インナーを使用しなくとも将来的にパッド付インナーを使い分けたいならレッグウォーマーと都度合わせて使い分けが良いだろう。

逆にレッグウォーマーが必要ない時期になればパッド付インナーのみの運用もできるため小回りが利く。

 

 

 

 

 

直接肌に着用するものは個々人のお肌と要相談で。

 

今回は特に効果を感じられた3点を中心に紹介したが、どれも長時間直接肌に接触する製品となる。

歳を重ねると肌が蒸れに弱くなったり乾燥肌になったりとそれぞれで状況が変化する場合もある。

試して肌が荒れるような事になってしまったら残念だが無理して使用を継続せず、肌に合う別の製品を探すようにしよう。ウェアの正解はその人のお肌の質にも左右されるのでいきなり同製品を複数枚購入するのではなく、試しに1枚購入して問題無ければ複数枚と段階を踏んで揃えていこう。