2022/06/11
最近はもうお馴染みになった感がある前輪差し込み式自転車ラックを採用した駐輪施設。
色々と種類があるようだけど、前輪を差し込むと金属の爪がリムを挟み込む方式のロックを仕掛けてくるタイプがホイールに対して非常に凶悪で、特にカーボンリムの自転車では使いたくない駐輪設備だ。
この度自分のSTRiDAもカーボンホイールとなり、その手の駐輪施設の利用は見送りたいところとなったが、駐輪場を用意されているのならそこ以外の場所に駐輪するわけにもいかず、目的地に前輪差し込み式自転車ラック採用駐輪場がある場合はこれを利用しなければならないと思っている。
以前まで使用していた金属製のホイールでも爪の挟み込みによってリムが傷付くのを防ぐため、薄い樹脂製の板を成形した簡易のリムガードを使用していた。
これがあるとやはりリムが傷付くことなく駐輪設備を利用できていた。
これを教訓としてカーボンホイール用リムガードを用意したい。
まずSTRiDAをカーボンホイールにして以前よりリムハイトが高くなった。リムが山型になったので今まで使っていたリムガードではガードできなくなっている。
これに対応するためリムガードも山型に成形する必要がある。
また、サイクルラックの爪がどの程度の握力を持っているのかわからないので、最悪のケースを想定して防御面を金属板にしたい。
薄い樹脂板を山折りにした物に、100円ショップで買ってきた金属製ブックエンドの出っ張り部分を折り取って貼り付ける。
折った断面は非常に鋭利なのでヤスリでカドを丸くしておいた。
金属加工を満足にできるような設備はないので利用出来そうな既存品でなんとかする方向だ。
ホイールに巻き付けて固定するために細長いマジックテープを引っこ抜けないように取り付ける。
そして100円ショップで見つけて同時に購入しておいたカーボン柄のシールで板を覆った。
一応両面テープで接着してあるが、こうやって全体を覆うようにシールを貼ればより強力に樹脂板と金属板が接着され、見た目の手作り感もある程度誤魔化せる。
考えていた物は出来上がったが、正直に言うとコレを使わないといけないような事態に遭遇したくないというのが本音。
そのせいで、作ってから10日も経った今も実地試験に踏み出せず、これでカーボンホイールが守れるのかどうかわかっていない。
そもそもカーボンホイールにするなら何があってもそういう施設に駐輪しない、というのが一般的な考え方ではないのか?
自分のようにスーパーマーケットへの買い出しもこれ1台でこなしたいなら金属ホイールのほうが用途には合っている。
そんなことを考えつつ結局ホイールを買い替えたのは、ガードを作ることでなんとかしようと思ったからなのだけれども……値段もそうだけどあんまり市場に出回らないようなのでいざ割れてしまった場合の買い替えが難儀しそうというのが怖い。
こういった業者さんもあるようなので、もし割れてしまった場合は補修してもらうことも頭の中に入れておこうと思う。