近年の自転車前照灯について考えていた事 GIYO GL-M900T購入

ママチャリのブロックダイナモからUSB充電式のLEDライトまで、何かしらお世話になった人が多数を占めるであろう自転車前照灯

都道府県によって細かな決まりが異なるが、道路交通法第52条により灯火の義務が定められており、夜間やトンネル内部等での走行では必需品となる。

 

近年ではいわゆる大陸系のLEDライトでも高品質が当たり前になってきていて、安くともそのスペックはなかなかに侮れない。

また、各社スペックの高低だけで一概には優劣を付けられない”方向性の違い”をそれぞれ打ち出し始めていて、購入する側にもその製品の性格の差に対する理解が求められるほどにまでなってきていると感じる。

 

筆者は、有志が公表している詳細な検証データを拝見した上で購入した「GIYO GL-M900T」の紹介と、GL-M900Tの購入に至った理由を以下へ。

 

 

■目次

 

 

割引価格から見てコストパフォーマンスに優れるOLIGHT RNシリーズ

趣味で自転車に乗るようになってから初期に購入したLEDライトとして安価で優秀だったRNシリーズ前照灯「RN400」「RN1500」の二つ。

 

当時は高い割引率を誇るセールが頻繁におこなわれていた。お使いのブラウザにkeepaを導入、参照してセール時に購入することをお勧めする。

これからの購入で割引無しだと他競合も増えてきた今、コストパフォーマンス的にあまりお勧め出来かねる。

 

 

 

■OLIGHT RN400

 

 

 

■OLIGHT RN1500

(割引率が良かったため筆者はRN1500をAmazonではなくOLIGHT公式ページにて購入しました。) [ OLIGHT公式 ]

 

 

 

 

 

RNシリーズでダラ落ちしないライトRN800

後に同シリーズの「RN800」という製品が”ダラ落ちしないライト”との評判で欲しくなったが、暫くの間購入不可能となっていて同じ性能の別製品は無いものかと探すことになる。

 

 

 

■OLIGHT RN800

 

現在は在庫が復活し、購入が可能なようだ。

 

 

 

 

 

LEDライトの隠しパラメーター、通称「ダラ落ち」について

有志が公開しているBlogにて光量が点灯時間に比例して徐々に下がってゆく仕様に対して”ダラ落ち”と呼称しているのを目にした。

 

digitalbikeparts.com

ダラ落ちとは何か?

通常、ライトの光量をルーメン数で表記してどれだけ明るいのかを購入する側に伝えるが、このルーメン数が点灯からの時間経過で低下してゆく現象、仕様を”ダラ落ち”と呼称されている。

決して自転車の走行による振動で設置したライトの角度が徐々に下がってゆく現象を刺している訳ではない。

 

 

 

このライトは600ルーメンの明るさで3時間光るよ!と宣伝して販売しているのに実際は600ルーメンで光っている時間は最初の30分だけとなれば詐欺紛いの売り方であると思えてしまうが、しかしこのダラ落ち、モノによっては公称点灯持続時間をオーバーして点灯が持続する要素にもなったりするので一概に悪者には出来ないようだ。

 

メーカー側が意図してこういった仕様にしているのかどうかはわからないが、ダラ落ちするライトなのかどうかを公表しているメーカーを見たことがない。現状ダラ落ちしないライトが欲しいとなったら個人で検証している記録を探し出さないといけないことになる。

 

 

 

(ダンボールで簡易暗室を作り、RN1500のMediumモードをスマホのカメラで撮影実験したけど…スマホのカメラって対象の光量で明るさを自動調整してしまうから全然変化がわからない画像になってしまった。)

 

意識してライトの光量を見比べれば点灯開始1時間経過後の光量と点灯開始直後の光量は明らかに差がある事に気付く。実際たまのナイトライドでは途中で点灯モードを一段階上のモードに切り替えて使用していた事もある訳で……。

筆者がこの時点で購入していたRN400とRN1500は両方ともダラ落ちタイプのライトとなり、一定光量持続型…ダラ落ちしないタイプのライトが欲しくなってきてしまった訳だ。

 

 

 

 

 

OLIGHT RN800の上位互換品としてGIYO GL-M900Tを選出

www.youtube.com

しかし前述の通り、当時RN800は終売してしまったのかと思えるほどにどこも品切れしていて途方に暮れていたが、YoutubeでSHARKODINなるライトを知る事になる。

 

だがこのライトには既視感があった。

 

 

 

GIYO GL-Mシリーズだ。

そしてこのGIYO GL-Mシリーズはどこで拝見したのかは失念してしまったが、ダラ落ちしない検証がされていたはず。(検索しても該当ページが出てこないので筆者の勘違いの可能性有。)

 

 

 

そして公称スペックを見たところ、ほぼほぼRN800の同等以上と言っていいどころか逆さ吊りに設置した場合の防眩レンズ切り替えも可能ときた。

 

 

 

しかし残念ながらGL-MシリーズはAmazonでのラインナップが無く、同一型だろうと踏んでいるSHARKODINがAmazonで購入できるのだからこちらでいいかと購入してしまいそうになった。

 

 

 

良く見るとSHARKODINは1200ルーメンタイプと1500ルーメンタイプしか取り扱いがない。GL-Mシリーズは実のところ900ルーメンタイプの点灯時間が一番長いのだ。

 

 

 

(RN1500に続いてGL-M900TのMediumモードで同実験をおこなう。結局スマホカメラでの撮影なので画像ではダラ落ちタイプではないのかどうかがわからなさそう。)

 

個人的には600ルーメンも光量があれば充分だと感じている(ダラ落ちせず持続するのであれば)ので点灯時間が長い方が好みだ。ならばGL-M900T一択となり、AliExplessでのGL-M900T購入に踏み切った。

 

 

 

一応日が暮れてからの走行でも試してみたが配光が変だとかそういったものは特になく、安心してお勧めすることができる。

前述したYoutube動画のSHARKODINとやはり同じような気がする。

 

 

 

 

 

情報の山から拾い上げる事で得られる自己満足

GIYOは台湾の自転車ポンプブランド。

対するSHARKODINはこちらでは調べがつかなかった。

最近はなるべくならある程度出自が掴める製品を選ぶようにしているが、わからなかったところでそれ以外に選択肢が無ければ選んでしまう程度なのでそこに拘っている訳でもない。(いわゆる個人が出している同人的な場合はこの限りではない。)

ただやはり看板を背負っている事がわかるところから購入したほうが不良品に当たった場合の対処だとかは楽になるのではないかと期待して買い物ができるので、そういった意味でも今回のライトはSHARKODINよりGIYOのものをお勧めしたい。

もちろんAliExpressよりもAmazonで買い物がしたい!というならその限りではないし、ただ単に筆者がSHARKODINを知らないだけの可能性も有る。

 

身も蓋もないが、情報の信憑性はとても大事で難しい事柄なので、こんな素人が適当に書いた日記帳Blogの内容を鵜呑みにするより各々が調べて納得した買い物をお勧めしたくもある。

その結果ブランド志向に傾倒するのもコスパ重視になるのも海賊版マニアになるのも個人の自由ではあると思う。