STRiDAの異音問題 ボトムブラケット編

久しぶりにSTRiDAから走行中の異音が発生し始めた。

各部関節等チェックしたが緩みは見られず、残る可能性としてボトムブラケットの固定を疑った。

 

■目次

 

 

 

 

 

BBの固定が異音の原因だと気付くまで

 

症状

登坂等ペダルに普段より大きい力が加わると「…カツン!…カツン!」と車体下部より異音が鳴り始める。

 

推測

坂を上り切るか、ペダリングを止める事でこの異音は一時的に鳴り止む事から、ペダリングによる負荷で車体が歪むと発生する異音であると推測できる。

また、普段は発生しない異音である事から車体のどこかに特殊な状態になってしまった部分が存在している事も推測できる。

 

特殊な状態とは?

A:緩み

B:クラック

C:部品の脱落

 

まずはこれら3つの可能性を考える。

 

過去の症例から当てはまる箇所を調べる。その1

https://pbs.twimg.com/media/FpToudhaAAAtT_V?format=png&name=small

まずは緩むことで異音が発生する定番箇所、リアヒンジを調べる。

 

 

 

u-84.hatenablog.com

この場所はTriLockというパーツに置き換えてからすこぶる調子が良いが、正しい付け方をしていないのでそれが原因か!?と思ったがそうではなかった。

緩みもクラックもイモネジの脱落もなくしっかりと固定されたままである。

 

つまり原因は他にある。

 

 

 

 

 

BBの固定をやり直す

過去の症例から当てはまる箇所を調べる。その2

STRiDAのBBはエキセントリックBBと言って中心からズレた位置にシャフトがある。

BBの角度でベルトチェーンのテンションを調整する仕組みとなっており、直下にある1本のボルトとロックリングによる締め込みでその丁度良い角度を固定維持する。

 

 

 

https://d2j6dbq0eux0bg.cloudfront.net/images/4970062/1674887967.jpg

これには2つの難点があり、一つ目はロックリングの固定に専用の工具が必須である事。一応フックレンチという工具でも回せなくはないが、固定に必要なトルクをロックリングの切り欠き3ヵ所ある内の1ヶ所に集中させてしまうのでお勧めしない。

 

 

 

二つ目はBB直下の固定用ボルトがキックスタンドの固定も兼ねている事。

スタンドの上げ下げやスタンドを利用した駐輪時にBBがズレたりロックリングが緩んだりする可能性があり、個人的にはこの場所へキックスタンドを付けないほうが良いと思っている。

 

 

 

この二つ目の難点が原因で、いつの間にかにBBの固定が緩み、異音が発生してしまっているのではないか?という事でメンテナンスを開始したのだが、清掃も兼ねて一旦バラしてクラック等入っていないかの確認もしておきたい。

 

 

 

実作業手順

最初にキックスタンドの固定ボルトとロックリングを緩めてBBの角度をベルトが緩む方向へ傾ける。ベルトが緩んだらコッタレス抜きでクランクをチェーンリングごと外す。緩ませていたキックスタンドとロックリングを外し、BBをフレームから抜く。

外したパーツの汚れた油をワイプオールで拭き取り、各部へシマノのグリスを塗り込んだらこれまでの手順を逆行してパーツを付けてゆく。

問題は丁度良いベルトのテンションのまま固定出来るかどうか。

 

 

 

ベルトのテンションを見てBBの角度を決めたら先にBB直下のキックスタンドを固定するボルト穴に、キックスタンドを付けない場合のBB固定ボルトで仮固定。

その後にロックリングを締め、BB固定ボルトを外してキックスタンドを取り付け固定する。

先にBBの角度を何かで固定しておかないとロックリングを締める動作でBBは回転してしまうので、BB固定用の短いボルトを使って仮に固定すると良いと思う。いきなりキックスタンドを固定させても問題ないが、キックスタンドの固定はBBをロックリングで固定させてからのほうがやり易いので、お勧めの手順としてはこうなった。

今回そもそもの作業開始理由がBBの固定が緩んでいる可能性から始まったのだからここは丁寧にやったほうが良いだろう。

最後にもう一度ロックリングとキックスタンドのボルトに緩みは無いか確認したら作業終わり。見易さ優先で上記手順説明画像にチェーンリングやクランクが付いてない状態となっているが、チェーンリングとクランクを付けてからでないとベルトの丁度良いテンションがわからないので、BBの固定が最後の手順となる。

 

 

 

 

 

結果、異音は解消された。

このBBの固定をやり直す作業を終えてから今回の異音は発生しなくなった。

ベルトのテンションと、BBの固定と、キックスタンドの固定という3つの要素を同時に担う部分になるので、触っただけではわからない場合は一旦バラして丁寧に組み直すと良い感じに事態が収拾する可能性が高い。

BBの固定は普段使いの動作から緩む可能性があるので、似た症状の異音が発生したらリアヒンジの緩みとBB固定の2ヵ所を順番に確認すると良いかも知れない。

 

 

 

 

 

 

Oスパナの入手方法について

BBのロックリングを固定するための専用器具としてこちらを紹介したが、入手方法が限られている。

 

bikegang.ecwid.com

筆者は上記サイトから個別に購入したが、現在はOスパナ単品では販売していない?ようでちょっとこちらでは現在の入手方法がわからない。

一応STRiDA用スピードドライブキットのセットとしてOスパナが含まれているので、スピードドライブを取り扱っているGear Stationさんへ単品で購入出来るのかどうか聞いてみると良いかも知れない。

STRiDAを取り扱っている日本の自転車小売店さんに問い合わせてみるという手もあるが、それなりに理解があるお店でないと先ずSTRiDA用のOスパナが何なのか伝わらない可能性もある。